物に溢れた部屋

「断捨離を始めたいけれど、どのジャンルから手をつければいいのだろう?」と悩んだことはありませんか? 服や本、趣味グッズなどは意外と場所を取りがちで、気づけば収納スペースを圧迫していることも。本記事では、それぞれのジャンルに合わせた断捨離のコツと、処分するときのテクニックをご紹介します。

服の断捨離:シーズンオフこそ見直しのチャンス

不要な服を見極める3つのポイント

  1. 1年以上着ていない
    シーズンが一巡しても着なかったアイテムは、今後も着る可能性が低いです。
  2. サイズが合わない
    体型変化や好みの変化で着られなくなった服は、残しておいても出番がありません。
  3. 着心地やデザインがしっくりこない
    試着の段階で「何か違う」と思ったアイテムは、無理にキープしても結局着なくなるものです。

処分テク:リサイクル・フリマアプリを活用

捨てるのはもったいないと感じたら、リサイクルショップやフリマアプリを使うのがおすすめ。トレンド性が高いブランドや状態の良い服は売れる可能性も高いですし、売れなくても寄付先を探すという手もあります。
また、シーズンオフのタイミングは、一度クローゼットの全アイテムを取り出して整理するチャンス。季節が変わるごとに断捨離を習慣化すると、服の量がコントロールしやすくなります。

本の断捨離:読み返さないなら思い切って手放す

“積ん読”を可視化してみる

買ったはいいものの、読まずに積んでいる本が山積みになっていませんか? まずは「どの本を積んでいるか」をリストアップして可視化しましょう。2〜3年以上放置した本は、今後も読む確率が低い可能性が大きいです。

電子書籍化で思い出を残す方法も

手放す決心がつかない場合は電子書籍化(自炊)という選択肢があります。スキャニングサービスを利用すれば、紙の本をPDFなどのデータにして持ち歩けるようになります。「もう読まないかも」と思っていた本でも、データなら場所を取らずに保管できるので、心理的なハードルが下がるでしょう。

処分テク:まとめ売り・専門古書店

大量の本を売るなら、まとめ売りを買い取ってくれる業者を利用すると手間が減ります。特に漫画や小説などは、一気にセットで売ることで思いがけない価格になることもあります。また、専門性の高い本は、ジャンル特化の古書店で売ったほうが評価が上がる可能性があるので要チェックです。

趣味グッズの断捨離:未来より“今”のテンションを基準に

使っていない道具やコレクションはある?

楽器や手芸用品、アウトドアグッズなど、趣味関連の道具やアイテムは「あればまた使うかも」と保管してしまいがちです。しかし、数年単位で一度も手をつけていないものは、この先も出番がほとんど来ないかもしれません。「今の自分にとって本当に必要か?」という視点でチェックしてみてください。

コレクションとの向き合い方

趣味のコレクションは断捨離が難しいジャンルのひとつ。思い入れが強いものこそ、写真や記録に残すことで手放すハードルが下がる場合があります。すべてを処分する必要はありませんが、「もう熱が冷めてしまった」ものが紛れていないか冷静に見極めると、意外と整理できるはずです。

中古専門店やオークションサイト

楽器やアウトドアグッズなどは、中古市場で需要が高いアイテムも多いです。専門店で査定をしてもらうと、自宅で眠っていたものが思わぬ値段になることも。レアなコレクションや限定品などは、オークションサイトやフリマアプリを活用してみるといいでしょう。

ジャンル別の“滞留時間”を決める

服や本、趣味グッズはいずれも“気づけば増えている”タイプのアイテムです。これらを定期的に見直すためには、「1年着なかった服は処分」「購入後3年経過した本で未読のものは処分」というふうに、ジャンルごとに“滞留時間”を決めておくと判断がしやすくなります。

ジャンル別に整理して、暮らしをもっと身軽に

物が増えやすい服・本・趣味グッズを、あらためてジャンルごとに断捨離してみると、自宅が驚くほどスッキリするはずです。服ならシーズンオフに、積ん読本ならリストアップして処分、趣味グッズは“今も楽しめているか”を基準に仕分けるなど、コツを押さえておけば作業効率もぐんとアップします。
「捨てるのがもったいない」と感じるアイテムでも、リユースや寄付、売却などの手段を検討すれば、次の誰かに役立ててもらえるかもしれません。焦らず一つひとつを見直して、本当に必要な物だけに囲まれたストレスフリーな暮らしを目指してみましょう。